……神父様、これは[開いたままだった扉を潜り、赤が咲く部屋の中佇む黒の名を呼ぶ]フランツ、なんで……お前が[その遺体を視界に捉えれば目を見開き口許を抑え、一歩一歩と寝台へ近付く昨日のようにむせかえる血の香りに本能が身体を苛むことは無かった、慣れ、だろうか。]