―夜間⇒朝―
なんで…ボクじゃない…!
[また、自分とよく似た声で目が覚めた。
こわい、怖い、怖い…
また、あの夢>>1:34>>1:35。
だが、いつもと”何かが”違う。
そう感じて、『逃げろ』と告げる本能と、『情報を集めろ』と告げる理性に突き動かされるように、部屋の外へ出て。
とりあえず駐屯地1番の高さを誇ると思われる、部屋の屋上へと向かう。
駐屯地外苑でローゼンハイム少将が喰われていたこと、カスパル中尉が動いていることなど、『視覚的な情報』をそこで見た。]
なにが、起きてるの…?
[何かが起きている、本能がそう告げている。
部屋にも戻らず、食堂での食事も喉を通らず。
…本能のまま向かうは、訓練場。
諜報官と会ったならば、言葉を交わしただろうか*]