[覚悟していたよりも減ったとはいえ、それでも背中には結構の衝撃が伝わって。
がくんとした圧迫と痛みに寸拍詰まった息を吐きだすも、それに構う事無く即座に立ち上がった。
だって、>>17自分の下敷きになっている人の方が絶対に衝撃は大きかった筈だから]
に、兄ちゃん!大じょう、大丈夫か!?
息出来るか?
肋骨とか、腕とか、変な感じするとこ無いか!?
[ずっと大きくなれなかったことがシコリになっていたけれど、今ばかりは小さくて幸いだったと思う。
トーマスみたいな大きな身体だったら、絶対衝撃ももっと大きかったから。
半泣きで、呼吸しにくそうに咳込むメレディスの傍らに膝附き、身体を撫でて。
その様子は、メレディスが記憶を失っていなかったらきっと、懐かしさを覚えるものだったろう]