>>30
ああ、専門学校。
[素で、間違えた。とにかく大学生やら専門学校生が多くてごっちゃになってしまう。あとでキチンと資料を見返そう。]
本試験の年なのね。じゃあ、頑張らなくちゃね。
[真面目そうな雰囲気の彼だったから、その試験には合格するような予感さえした。ああ、私が恋天使じゃなくて学問の女神さまとかだったたよかったのに。
そんな恋天使の仕事について問われると]
どんな気持ちで―――
そうね。あんまり考えたことはなかったわ。
慣れすぎて、どこか、事務的だったのかもしれない。
そういう仕事だから、って割り切ってた。
だから――
[ふと先ほど感じた心の違和感を思い出す。だけど同時にふわりと芽生えた新しい感情が顔を覗かせて]
ううん。そうね。
……ふたりが幸せになるといいなって、思ってる。