水を欲するのと同じだろう、私だって同じだ。 直に試してみるか…? 少しだけ、……少しだけ、お互いに。 [彼の身を片腕で抱きかかえながら、もう一方の指先、人差指をリエヴルの唇へ触れさせる。これは、相手を侵食し貪る行為ではない。そう自己を律しながらも、目の前の甘美な血を持つ存在に、本能は呑まれつつあった**]