― 階段踊り場 ―[船内を散策がてら回ろうと、緩慢に歩む道すがら。妙に嬉しそうに料理を食べていたシュテラの貌を思い出す。成程、船員なんて体力勝負、腹が減るものなのだろうな…なんてぼんやりと思案燻らせ、小窓からふと外を見遣る] ――…。へえ。[一向に夜が明ける気配が窺えぬ界隈。ローゼンハイムの魔力とはこれほど強大なものなのかと改めて心を躍らせ、薄く*微笑んでいた*]