― どこかの街道 ―
さて、ここでぼーっとしてても仕方ないし。
とりあえず、移動しますかっと。
[口にくわえていた飴を食べ切った所で、両腕を上げて身体を伸ばす。
どう見てもオーバーサイズのジャケットと緩いシャツ、下はショートパンツにロングブーツ、という出で立ちは少年的でも少女的でもあり。
その言動や行動もあり、見た目からどちら、と明言するのは難しい。
取りあえず、四捨五入しても160にならない、むしろ減る、という身長もあって年齢相応に見えず、そこから子供扱いされるのは日常茶飯事なのだが]
とりあえず、どーおしよっか……な……?
[当初目的地としていた、レアメタルの産地を目指すかそれとも、と。
思考を巡らせていたところに、その声>>5が届いた]