……よっ、と。 そら、もう大丈夫だ。手、離してもいいぞ。[背におぶった彼女に声をかける。] しっかしあぶねぇなあ。 次、気ぃつけろよ。[ぽんぽん、と彼女の身体にかかった土埃を払ってから、ぷぃと顔を逸らす] あんた、なんか見るからにトロそうだし。 そんな調子で悪い男に引っかかっても知らねーからな?