[慣れない空気にムズムズと、どうしたものかと考えているときに聞こえた男の声>>33にハッとして顔を上げる]
あ、あぁ、始めまして。俺はイェンスだ、宜しく。
[求められた握手に、硬い笑いを浮かべて応え、聞かれたことに目を逸らし、言い辛そうに口を開いた]
えぇと、あー…。俺は招待されたわけじゃ無いんだ。その、…迷子に、なって、な…ここに…。
[どんどん小さくなるその声、後半部分は男に聞こえただろうか。そうして誤魔化すようにバッと顔を上げて、何か他に話題は無いかと考える。そして目に入った男の耳が欠けている事に気が付き、首を傾げた]
お兄さん、その耳はどうしたんだ?
[純粋に疑問に思っただけだが、口に出して気付く、あまり聞かない方が良かったかもしれないと。
しかし今更口に出した言葉は戻せない為、やってしまったかもしれないと不安に思いながら、男の返答を待った]