―後夜祭のあと―
[女主人の私室から出て来たニコラスに駆け寄って]
ニコラスさん。
…あのねニコラスさん、僕、願いを叶えて貰いました。
もう奴隷じゃなくなったんです。
[代償は支払ったんですが…と付けたしながらも、以前より張りのある声で話す。]
ニコラスさんは望みを叶えて貰えたんですか?
……ん。そう、ですか。
ユーリエさんと一緒に行くんですね。
[少ししゅんとしてしまう。(※子供だから上手く隠すとかできない)
彼と共にこれから旅を出来ないのは残念だが、彼の望みが叶ったのだから喜ばしいことだ。
それに”自由”ある限りは―――]
えっとね、僕はこれから世界を見て周ります。
もしかしたらどこかで会えるかもしれません。
……その時を、楽しみにしていますね。
[自由ある限りはまた会える。それはとても嬉しいこと。
ニコラスに笑顔を*向けた。*]