[>>32
紅茶色の瞳が、愛くるしく驚きに包まれていて
そんなカサンドラの表情もまた、男の心を擽った]
君の奴隷でいるべきだったね、
でも… もう、優しい嘘は終わってしまった。
――さあ、おいで。
[硬直する彼女の躯を、鼓膜を、甘い声音でなぞる。
彼女は魔術を勉強中の只の人間だろう、
そう勝手に思い込んでいたからこそ
彼女に対しての警戒は、レトに対してのものより薄かった。
自ら距離を埋め、此方へと近づいてくれたなら…
レトにしたのと同じように、首筋の肌を舐め、彼女の鼓動を感じようと
その衣服を、引き裂くかもしれない]