― 昨夜・談話室 ―
[二人を運び、一度談話室へ戻った後。
村長の手の包帯を巻きなおそうと声を掛け、ゆるくなってしまった包帯を解けば、膿と血で汚れたガーゼ>>4:429、思わず眉間に皺を刻み。]
……申し訳ない。
[銀嵐の中に出すべきではなかったと、自身の判断ミスと。
今まで悪化に気づかずにいた、その二つの意を込めて謝罪し。]
きっと、これで終わり、ですよね……。
後は銀嵐が終われば……。
[手当てを終え、立ち上がりながら窓の外を見る。
何時止むとも知らぬ銀嵐が、窓をがたりと鳴らした。]
……今日は、村長もゆっくりとお休みください。
[言って、談話室を*後にした。*]