[レトの傍に、見慣れぬ大きな犬が存在していた。危害を加えているのか、一瞬銃口を向けたもののその眸が誰かに似ている気がし… 気が殺がれ。爪先はそのままレトの元へ、彼の上半身を起こして様子を見るも目を開く気配はない。] ……おい、ふざけるなよ…、[首筋へ触れ、頬を近づけ呼吸を確認する。――生きている。その事実に気づけば彼を肩へと抱え、界隈へと視線を、向けて] 出るぞ、……まさか、この中に飛び込むなんて奴は 居ないだろうな…!?