―朝・談話室―[ソファの上で目を覚ます。テーブルには既に朝食が用意されていた。そう言えばここ数日、全然働いていないなと思う。こんな状況下でも平常を失わないでいられるシモンとオットーに、違和感を覚える。けれど、彼らが日常を維持してくれるから、リゼットも狂気に沈みきらないでいられるのかもしれない] ……ごちそうさまでした。 [一通りのメニューを平らげ終え、ナプキンで口を拭う。例え、この食事を用意したのが人狼だったとしても。人間は食べなければ生きられないのだ**]