[ユーリエの話をじっと聞き(>>32)。
自分に似た天使、とするとシグルドだろう。確かにシグルドに、外にいるものを宮殿へ集めるよう指示したので、それは間違いない――今にして思えば、収容所は安全だったかもしれないが、後の祭り。
ゲルトは確か「妖精が脱走したようだ」と言っていた(>>4:43)か。
―――「ようだ」ということは、その姿は見ていないことになる。
フェリという虜囚には聞き覚えがない。……フェリクス、のことだろうかと思い]
ユーリエよ。
……その、フェリ?というのは妖精フェリクスのことか。
[と問うて。もしそう答えるならば。]
すまぬなユーリエ。私もその者の姿は見ておらぬ。
……ユーリエ、辛い質問やもしれぬが、ユーリエの兄は、逃げ出そうなどとそなたに持ちかけたことはあったか?
[申し訳無さそうに答えて、一つ問うて、回答を待ってしばらく考えこむ様子を見せ。アレクシスに言う]
アレクシス。貴殿、今聖務はあるか。
無いのならば、しばらくユーリエの………[適切な単語を少し考え]……保護、を任せたい。構わぬか。