[恫喝した相手から確とした反応はなく、ただ歯を食いしばって対峙を続けている。本当に死兵になる気かといぶかったところへ、見覚えのある明るい色が駆けこんできた。>>29何か、と視線を遣れば、カレルの声が響く。] ゼファーの戦士は、挑まれた戦いに背を向けることはない。[何事かと兵士たちが見守る中で、一歩を踏み出す。] 受けよう。トルーンのカレル。[周囲を手で払えば、兵たちが下がって空間を作った。]