人狼物語−薔薇の下国

470 overlap memory/重なる絆


領主の娘 ドロシー

[友人の兄であり、
考えが近い故の安心感もあったのだろう。

信じていた。信頼していた。
だから腕を振りほどくという選択肢が脳裏に浮かぶのは
すでに逃げられなくなってからのこと。


偽りの騎士が地に膝をつく。
太陽の光が消え、妖しい月が輝きを帯びていく。


感謝と謝罪が朧な闇に響き、
死の宣告を落とす背に負った月が、一際、綺麗で。]

(33) 2017/02/06(Mon) 23:30:19 (緋灯)

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