人狼物語−薔薇の下国

329 絶海島奇譚


准尉 ゾフィヤ

[まだ早いのか、食堂には誰もいなかった。一つの椅子を引いて座る。習慣か、背筋だけは正しく伸ばして。誰かツアー客が訪れるだろうかと待つ間、我知らず考えに耽り、目の前に温かい皿が置かれて、我に返った。]

あ、あぁ…。

[温かい食事。これをユーリエが摂る事は2度とないのだ、と知らず凝視し。まだユーリエの事を知らない学兵にそれを問われると、はっ、とそちらを見]

……。昨日の傷が、原因だったみたい。

[見上げると黙って首を振り、死因を告げた。]

(33) 2015/04/26(Sun) 12:49:15

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