[時刻は0時を指した。中世風の内装に合わせて、第二司書室の壁には大きな時計が掛けられている。勿論電子数字などではなく、短針と長針にて時が示されるもの。日付が変わる瞬間、針と針とが重なり合う音がいやに大きく聞こえ、思わず掛け時計を見上げ]