[ぬくぬくしつつ、揺れる尻尾を目で追っていたら、先に応じたお姉さんが頼んでくれた甘酒と、調理場借りて作った料理が運ばれてくる]
あー、おねーさんもよかったらどーぞー。
そっちの猫さんも、食べられるかなぁ、これ。
[作ってきたのはお勧めされていた揚げ物と、特に大きくていきがいいのを選んで捌いた生の切り身、つまりお刺身。
後は、お刺身で余った頭と中骨を野菜と一緒に揚げたかき揚げ]
こーゆー魚扱うん、ぼく初めてやったんですけど。
けっこー、上手くできてるかなぁ、と思うんで。
[期待されていたなんて知る由もなく。
お勧めする様子は、完全に、素だった。*]