― 城内 ―
[ 視線>>24が合うならば
にっこりと微笑みを返そうか。
ちらりと過るのは
ある夜の出来事。
…証拠もなく、確信もない。
只、もしかしたら、と。 ]
暫らく顔を見なかったから
部下が優秀な人に変わったものと思っていたよ。
[ 何やら相手も思うことがあるとは
気付けないままではあるけれど。 ]
…そう、簡単に描ける方。
どちらとも――そう簡単ではなさそうだけど。
[ 相槌を打って、じっと見つめる。
玉座に置いて有用なのはどちら?
君にとって。と。見詰める。
所作から考えを汲み取ろうとするように。 ]