― ハールト西 ―
[>>14>>16>>17 勝敗は決した。
未だライナーは息があるようだったが、彼を回収して気取られず撤収するのは不可能だ。
元の作戦通り、其の場に捨て置くことにする。]
……撤収するよ。
[周囲を警戒していたもう一人に告げると、ハールトを離れて>>8クレステッドが陣を構えるハールト西部まで戻った。
クレステッドを見つければ、早速情報共有を始めた。]
ハールトの指揮官は、第二王子と一緒にいた男だったよ。
あと、ライナーと戦った男が一人。確認できた指揮官クラスはこの2人かな。
ああ、ライナーは俺が撤収するときはまだ生きていたが…あのままでは長くはもたないだろうね。
彼は立派に役目を果たしてくれたよ。
[船の数、魔導師と弓兵、民兵の規模、それから揚陸兵の規模について大凡のことを報告する。]
…南に一軍が現れたとはうちの者が言っていたが…王子は其方かな。