―クリーク砦:出立前―
[準備を終え、いよいよ出立というとき。
何気なく歩いたその場所。
>>3 死の匂いが漂い、思わず目を背けたくなるような場所に、彼女は居た。
雲の切れ間、僅かな陽光が彼女を照らす。
十字架を握り、静かに佇む姿は、聖女のように清らかで厳かであった。]
よぉ、サシャじゃねぇか!
おぉぉ〜〜〜〜〜い!!!
[耳が聞こえない彼女が気が付くよう、大きく手を振った。
>>6 祈りを終えたのか、何処かへと行く彼女を呼び止めようとしたが果たして向こうは気が付いたか。
出立の前に、少しばかり会話をしたかったのだが。//]