― 幽霊船 ―
そういう褒められ方、嬉しくなーい。
[にっこり笑う冥狐にさっくりと返して尻尾を振る。
瑠璃の仔龍は後ろに隠れたクレステッド>>30にだいじょーぶ? と言いたげな視線を向けていたが、東海龍王の名>>23に、くるりと冥狐を振り返った]
まあ、あそこと事を構えたいのなんて、ふつーにいないよね。
……そこは、信用しとく。
[仮にも四海を統べる存在、力は強い。
こっちだって、吹っかけられなきゃ事を構える気になんてなかった、そんな相手だ。
智に長ける妖狐の眷属が無闇とそこに仕掛けるとはとても思えなかった]