…後で謝んないとな……――。許してくれるか、わかんないけど……。[自分のしでかした事にしょんぼりしつつも、棚から荷物を下ろし始める。そもそもあの様子では、話しかけても聞いてくれるかわかったものではない。全ては周りの状況を考えずに先走った自分のせいだが、後悔先に立たずだ。間もなく辿り着く古の都で。果たして自分は彼の信頼を取り戻せるだろうか。多難な前途を危惧しながら、自らも同級生達と共にホームへ降り立つ準備を始めただろう。**]