―回想:獣医になった男と―
[さてどのぐらい前だったか。
お世辞にも顔がいいとは言えない男が警備部に配属されたのは。
曰く、外見で警備に回されたとか何とか>>24。]
人事の奴さん、かぁなり適当な人だからなあ
ま、警備部はちょいと面倒な書類作成を除けば、ただ散歩…もといパトロールしてるだけだし
雑務覚えれば案外楽よ?
[仕事を教えてる時だったか、オフだったか。
自分も其程頭が回る方じゃあないので、妙に親近感が湧いたんだったっけね。
外見の話はかわしつつ、そんなことを言った記憶。
ちなみに人事部のことを悪く言っているが、他人のこと全く言えない程度には適当。自覚もある。]