人狼物語−薔薇の下国

263 修学旅行試験


  シュテルン

─新幹線・座席─

[席に促され、ぽふりと座る。
急に背中を押された驚きのままだったせいで、窓側と通路側が反対なことには気づけなかったわけだが。
それでも、あの窮地から自分を救ってくれたことには変わりなく。
Thank youと言ってしまえば簡単だが、自分が英語を話すと彼はいつも慌ててしまって会話が出来なくなってしまう。

日本語で、お礼を言おう。
口をぱくぱくとさせた後、ゆっくりと呟いた。]

やなせ、くん。ありが、とう。

[急な転勤だったせいで勉強する間もなくこちらに来た関係で、まだまだ勉強中の拙い自分の日本語。
彼の耳に感謝の言葉は、ちゃんと、届いただろうか?**]

(33) 2014/10/16(Thu) 05:14:03

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