[口答えしかける兵を手で制して首を振る。] 相手が悪すぎる。 おまえたちは戦うにしても、正規兵に当たれ。[しがない民兵と見れば、傭兵たちは身代金目当てに捕虜にする必要もないと躊躇なく斬りに来る。正規兵ならばまだ同胞意識が期待できた。逆に、過去にディークと交流のあった者たちとは異なり、傭兵がカークを影武者だと断定する可能性は低いはずだ。ならばカークはそこに賭ける。]