そっか。[帰還の心配はいらないと認識し、頷くも。 レトの手が彼の瞳を隠すのを見て>>26] 妖魔……。[びく、と少しだけ体が硬くなる。 妖魔は恐ろしい敵で、祓うべき存在。 自分はこれまでそういう認識だったし、家の中では自分以上の憎しみを持つ者や、仇として捉えている者もいる。 それらを思い出しながら、そしてもう一度、レトの瞳を見た] ううん。気持ち悪くなんてないよ。 ……レトはオレの戦友だ。妖魔の血を引いてたって、それは変わらないだろ。