―トゥーレーヌ公爵私室―
…私はとても話し相手向きの人選とは思えませんが…
リエヴル准将の生徒会時代の親しい方々は、ダーフィト中尉以外はほぼ、公国側の可能性が高いのでしたね。
………それなら、あまりお役に立てないままこうなってしまい申し訳なかったです。
[かつて、多くの生徒会員に囲まれてお茶を飲んでいたリエヴルの姿を思い出す。
士官学校生はほぼ軍人として仕官するはずなのに、その周囲に当時の生徒会役員の姿を見る事は出来なかった。]
[卒業時に連絡を交換しあった自分とシェットラントやユーリエとアリーセのような例は稀で、大抵は同国で再会するまで、どちらの国の人物かすらわからない。
冗談のつもりで語られた言葉>>5に、真面目な面持ちで言葉を返す。]