人狼物語−薔薇の下国

471 overlap memory/重なる絆(続)


尉官 ドロシー

― 訓練所 ―

[扉を開けると的が割れる音がした。>>30
探していた後姿を見つけてゆっくりと歩み寄りつつ
射撃動作の隙間を見て声をかける。]

 いい腕前ね。

[ここでカシムと出会った事はなかったため
昨日までの腕前を知らないまま誉め言葉を口にした。
記録官であるドロシーがここにいる理由を訊ねられたなら
カシムを探していたと言うだろう。]

 サシャの事は、聞いている?

[表情がよく見えるよう、正面に向き合った。
カシムからサシャの相談を受けていたから知っている。
どれだけ彼女を慮っていたのかを。
だからカシムには話しておきたかった。]
 
 彼女は私の代わりに疑われて死んだの。
 あの夜少将といたのは私。

[さすがに私が犯人ですとは言い切れずに
迂遠な言い回しになったけれど、意味は伝わる事だろうか。*]

(32) 2017/02/14(Tue) 21:53:08

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