― 2階/ローゼンハイム個室 ―[部屋の中から、声が聞こえた>>29。 はきと聞き取れはしなかったが、ローゼンハイムではない誰かの] だっ……誰かそこに居るの!?[反射的に一歩を踏み込もうとする。 そこにアルビンから、静かな制止の声が聞こえたけれど>>31] ――――あ。[先に覗き込んだ彼の背の影から、見えてしまった紅の端。 正確な状況を認識は出来ないまま、心身が凍り付いた*]