─1日目・PM1:15・食堂─……あれ?[正面の相手>>27が声を発すれば、ミルクを飲もうと上げた手を止めてその顔をまじまじと見た。彼の声には聞き覚えがある。よく見てみれば顔も知らないものでは無かった。パーティーに顔を出せば必ず居た男。つまらなければ三十分で帰るような己とは違って貴族のお手本のような振る舞いをする青年だ]ああ、思い出した、レティセンシアだ。何故君がここに?[大切な世継ぎを士官学校に送り込む貴族はそう居ない。何故相手が、と思ったままに疑問をぶつけてみて]