[紅茶とスコーンを味わう間にも周囲では不安げな声が上がり、時折、物問いたそうな視線も飛んでくるが。司書は、今はそちらには意識を向けず、休息に意識を向ける。図書館に戻れば司書として、そして、記録管理者としての仕事が待っている。過去の記録を調べるのも急ぎだが、この出来事の記録を残すのもまた、司書の務めだから] (とはいえ、何をどう記録したものやら)[突発的過ぎて、そこにどう至ればいいかが掴めない、というのもあり。だからこそ、先人の遺した記録に触れたい、という思いが強かった。*]