人狼物語−薔薇の下国

389 ルー・ガルー戦記 8 〜海峡攻防戦〜


帝国軍 少尉 ミリアム

 
 っ…は、 ぁ

["それ"を自覚した時に、溢れたのは息でした。
それはやがてゆがんで、引き攣れて、声になって、嗄れてかすれた笑い声になりました。

引きしぼるように笑い続けたあと、ぷつりと。
音がたえて、あとは物音一つ立てず死んだように呆然としていたのでしたか。


――…次にこきょうから遥かな遠方の地でじぶんを取り戻すまで、音という音が消失したじょうたいでわたしはそこにいたのです。*]

(32) 2015/11/06(Fri) 15:46:21

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