どこにも行きたくない… 此処から出たくない…[立派なひきこもりのようなことを言えど、そんな意見はあっさり却下され。陽の下を出歩くもの平気らしい真祖とは異なり、陽に当たれば身を焚くことになる己のため、日中は窓が無く暗いオペラハウスで演劇鑑賞に興じることとなる。何故か顔パスでテラス席に案内された。ほんとうにこの真祖の趣味の広さには舌を巻く。勿論、壮絶に不本意ながらドレスコードは問題なくクリアだった。]