― 庭 ―
[大人なのに>>23と言われれば、ケロリとして]
ええ、大人になった分手足が長くなって助かったわ。
でも、びっくりさせてしまってごめんなさい。庭にいるあなたを見て、つい懐かしくなってしまって。
[そう言って、かいつまんで自分がこの屋敷の“お嬢様”の昔の友人であり、久しぶりに訪ねてきたことなどを話した]
でも、本当に昔に戻ったみたい!
こうして2人に挟み撃ちで叱られるなんて、やっぱり今日来て良かったわ。
[窓から顔を出したベネディクト>>21のほうにも振り返り、無事を示そうと両手を広げてくるりとその場で一回転した。
もっとも、窓を閉め忘れたことを指摘されると、流石にバツの悪そうな顔で、申し訳なさ気に頭を下げた。
改めてマリエッタの方に向き直り]
あの、マリエッタさん、ぶしつけなお願いですけれど……
あなたの絵を、是非見せてもらえないでしょうか?
[彼女のスケッチブックをしめしておずおずと尋ねた]*