[>>28 結局朝までゲオルグに火の番を押し付けてしまった……。
なのに、どうして彼はこれほど元気なのだろうか。
不思議に思いながらも、交代できなかったことを詫びて彼の分も荷物を持って宿舎に向かう]
24時間……?
鬼ごっこですか。
[二人連れ立って歩きながら聞くその内容に、自然と眉根が寄る。>>29
にっこりと笑う彼はことさらシンプルに言っているが、地の利がない自分には不利だろう。
昨日歩いて覚えたエリアは、宿舎に向かって歩くことでどんどんと遠ざかっている。
しかも数時間ならともかく24時間は夜も含んでいて結構長い―――。]
難しいな…………
[小さくぽつりと漏らすその言葉は、匙を投げているからではなく、どうすれば勝てるかを考えているから]
わかりました。
今回のミッションは持ち込んだ装備はフル活用していいんでしょうか?
[彼から逃げ回ることに気を取られていて、他の害獣に襲われた、ではたまったものではない。
彼が言うところの罰ゲームは気になったが、それを受けるつもりはさらさらなかった*]