人狼物語−薔薇の下国

201 異端なるモノの舞踏場


銀月の奏者 ソマリ

― 回想 ―

[その時、奏者がそこにいたのは、全くの気まぐれだった。

銀なる『種』を受け入れる以前、表側の全てを捨てて来た後の数年を過ごした、ダウンタウンの教会。
管理するものもなく寂れていたその場所には、誰もいないはずだったのに。
彼は、その時その場所にいた]

……そこで、何を?

[そこにいるのが、人の子だと知れて。
常ならば関わりを持つ事なく立ち去るか、逆に立ち去らせるのだが、その時選んだのはどちらでもない、声をかける事]

(32) 2014/06/01(Sun) 15:59:29

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