― 駐屯地・指令室前 ―
[ 上級官への着任の報告を無事に終え一刻も早く逃げるように立ち去ろうとした所、同時刻に着任の報告を済ませていた女性に突然声を>>24かけられ思わず肩がはねてしまう。
上官であった事を思い出し慌てて敬礼する。 ]
は、はい!いえ、緊張などしておりません!
中尉殿、配属に関してはそうであります!
[ 着任の報告時、自分の事で精いっぱいだったためか直ぐに彼女の名前が出てこない。
さっと階級章にだけ目を走らせ場を繋ぐ。
そ、そう彼女はメアリー中尉だったはずだ。
彼女はこちらの緊張を解くためか自身が士官学校出であることを明かしてきた。 ]
こ、光栄であります。
こちらこそよろしくお願いしますであります。