[シャラン シャラン と軽やかな足飾りの音色が聞こえる。彼女が歩くだけで、まるでその場は彼女の為に用意されたかのように、周りの意識はそちらに向けられた。]
…こんばんは。ラヴィーヌと申しますわ。
どうぞお見知りおきを。
[そうやって彼女は軽く膝を折り挨拶する。洗練されたその姿は、さすが歌姫といったところか。見るものにため息をつかせるほど美しかった。]
では約束の時まで少し失礼させて頂きますわ。少し喉の調子がよくありませんの。
…その代わりこれを。
[彼女は残念そうに曖昧な笑みを浮かべ、すっと一枚の紙を差し出した。]
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コアタイム 不定期
2300/2330 有
立ち会い 可
よろしくおねがいいたします
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