【絵】絵本作家 ローレル

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今から十年ほど前
人狼という人間でありながら、狼の心を持つモノ共がいた。

彼等は牙を剥き、村の名産品であった麦は無惨にも踏みにじられ、
村人達、半分以上が疑心暗鬼により処刑され、人狼の餌食となった。
無事人狼は退治されたが、人々の受けた心の傷と荒らされた麦畑が回復するには長い年月がかかる。
いつか、蘇った黄金色に輝く麦畑を見た時、むせび泣く自分がいるだろう。


【名も無き旅人の記より】
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先生からいただいた記によると
十年前悲劇のあった村はここね。

皆さん　はじめまして
村々で絵本を売って生計をたてているローレルですわ
休息としばしの絵本制作の為に滞在します