一応自己紹介だけしておこうか。■4.墓守のシメオンだ。単に墓を守るのではなく、人の人生を見守る仕事だと俺は思っている。墓の前では、逝く人、見送る人、それぞれの想いや人生観が露わになる。憎しみの炎や悔恨の涙…全てが一人の人間を彩る礎であり、それはとても儚く、とても美しい。仕事をしているといつも何かに魅了されているような気がするよ。まぁ、地味な仕事だがね。それと女性にはなかなか勧めにくいか。場所柄治安が良くないのでね。