[指先に着いた赤を舐める仕草に、鼻の頭に皺を寄せた>>28。
怪我をしたらしく呻く部下>>26を心配したいが、気を抜いたら食われそうな気迫>>30に、こちらも余裕がないもんで。]
“自惚れ”も“エゴ”も上等じゃねえかよ
俺が人間だって証拠だ
[顔を合わせれば喧嘩ばかり。
短い間かも知れねえけど、確かに“仲良く”喧嘩してきたんだ、せめてそのぐらいは自惚れさせろよ。
複雑の関係の裏にあった『信頼』は、俺だけが一方的に持っていたものではないと思うから>>6:83。
でなければ、『守ってくれ>>6:85』だの『気にしてやってくれ>>6:85』だの言わねえと思うから。
(今思えばあれ、自分が自分でなくなるのをどこかで感じ取っていたのかもしれねえな)
そう言われて託されて、反するのは俺の主義に沿わないのも、たぶん向こうは知っていたんだろうと。
何だかんだで、俺甘ちゃんだしな。]