[……もうすぐ、2日が経とうとしていた。偵察に出ては情報を集め、工兵隊の地形調査にも行き、部下の報告を聞きつつ、魔器の到着を待っている。"クロイツ"から連絡は来ない。二重の意味でふられた気がする。いや、今更か] ……………。[ヒンメルが自分を忌避していたのは、すぐにわかった。士官学校時代の、そして、一緒に暮らしていた時の彼と、まるで違っていた]