─ Nルーム付近 ─
ヴィクトリア……
よかった、無事だったのね。
[名簿で確認はしながらも、オズワルドが亡くなって以来姿を確認出来ていなかったので、無事な様子にホッと目元を緩めた。
ファーストコンタクトがアレだ、……直感を信じるならば、彼女は人狼ではないと思っていて。
血まみれなのは自覚していたので、怖がられなかったこと>>26についても、ホッと一息。
状況が状況だ……自分がマーティンを殺したと思われてもおかしくはないからだ。
ローから事情が伝わっている>>21とは知らず、そんなことを思った。]
……マーティンは、……繭の中で眠ってるわ。
行けばすぐに分かるから、お別れ……言ってあげて?
……ヴィクトリアみたいな美人さんに見送られたら、
喜ぶと思うわ。
それと、……、私は大丈夫よ。
[いつものように、軽口を叩いてみる。
にこりと、笑って答えることも出来ただろう。
彼女の目を見れば、その大丈夫?が自分にもかかっていると気付き>>27、そう、答えた。
ただ、それは半分本音で、半分が強がり。
コクーンに眠る人が増える今の状況は、確実に自分の精神力を削っていたのだが……そんなことは彼女に伝えることはしない。]