[アデルの目覚めを待つ間、ふと、己の力の一部が消えていることに気づく。] …倒されたか。 意外と保ったほう、と言うべきか。[かの修道騎士ともうひとりの戦士の姿を思う。戦士のほうはわずかにしか対峙しなかったが、あれだけの邂逅でもわかる力量の持ち主だった。そして、あの修道騎士は。]