胡桃色の髪に、淡いパールグレーの瞳の若い狙撃手…?[続けられた報告>>2に、軽く目を見開いた。特徴を聞けば、よくよく彼に似ている。思い返す。あの時──白い煙の向こうで銃を構えた人の姿>>1:194あれは。あの構えは、] … ダーフィト・カディーネ、か…。[囁くように、一つの名が零れ落ちる。敵の報告だというのに、懐かしむ色が瞳に浮かんだ。───遠い、ハートとうさぎの絵の甘いクッキーの香り]