っ く[紅い線を引き舞う雫。相手の力量を目の当たりにしてのプレッシャー。刹那の交差であることもあり、有するもう一つの力を発現させる暇も無い。狼狽えるな、と己の心を叱責する]……本当に神みてぇなことを言うんだな。[神経を研ぎ澄ませているために拾い上げたシメオンの呟き。数百年単位での追憶などオズワルドには想像だにしない。彼の態度と良い、ヒトとは異なる気配を感じざるを得なかった]