― 王都・広場 ―
そうですね。
…そんな人だから、兄もついて行こうと思ったのだと言っていました。
[ジルと一回り年の離れた長兄は、当時既に成人しており、内乱でも王を支えるべく参戦している。
今は騎馬隊に所属し、後進の育成に携わっているというのは隊にいれば知る話だ]
私は当時参戦出来ませんでしたが、当時の王の躍進はよく覚えています。
同い年の少年が成し遂げた偉業は、英雄譚のように見えましたから。
[守護者の話>>29に思い出したことを口に上らせ、当時の衝撃を思い出す。
英雄譚、と言葉にした時に目が輝いてしまうのは隠せなかった]